久しぶりのセレモニーの参加
本日、娘の入学式に参加してきました。
これを読んでいる方の中にも入卒式で
お忙しかった人もいると思います。
このシーズンに入る数ヶ月前から今にかけて
SNSではセレモニーファッション発信が
されていますよね。
私もそういったファッションを勉強のために
そして価値観を知るために沢山見るように
していました。
30代ママ向けのショップ店員さんであれば
トレンドど真ん中のセットアップ
だいぶ見た目はカジュアル化しているし
50代自分磨き大好きキラキラママは
子供に負けないくらファッショナブルで
写真も映えまくり
正当派もいれば個性派もいる。
昔とはやっぱり変わってきてるなと
いういう印象でした。
私は現在田舎の方に住んで長いので
地元の学校の父兄のセレモニー服は
予想できますが
今回娘は市内の学校へ入学しましたので
入学式では自分が知らなかった
価値観があるのではないかと思いました。
予想通り
着物姿の方
かっちりしたセットアップ
カジュアルなワンピース
ほとんど普段着
びっくりするほど多様化
していました。
価値観の違いはあって当たり前
ちょっと例として
保守派の私 VS 自分磨き大好きキラキラママ
でお話させてくださいね。
私の今の価値観は
入卒式の主役は子供と考えていて
着る機会がないからエレガント一択
子供が小学生くらいまではまだ
離婚前でしたので
時間や気持ち的にも余裕もあって
着物を着て参加していました。
そして今私の一番
大切にしたいものは
「時間」に変わってきました。
そういったことも今年の
入学式のファッションに
反映していたと思います。
一方自分磨き大好きママの価値観。
これはご本人に聞いてみないと
わかりませんが
子供と一緒に華やかなファッションで
今の自分を楽しんでお祝いしたい
少なくともこんな価値観が
あるんだと思います。
以前からお話しているように
一つの価値観に対しては
必ずと言っていいほど
真逆の価値観が存在します。
自分が良いと思っていることが
意外と自分固有のものだったり
することって多いです。
もっとわかりやすく言えばですね
お料理が好きなお母さんがいれば
お料理が嫌いなお母さんもいる
私がそうです。
私は料理はやろうと思えば
できますが嫌いです。
お母さんは料理好き
という考えは
一部の価値観です。
以前ニュースに
こんなのありましたよね。
ボテトサラダのお惣菜を買っていた
お母さんにお年寄りが
「手作り」しないことを理由もわからず
面と向かって非難したことがツイッターで
大炎上したこと覚えてます?
価値観の押しつけ問題です。
ちょっと話がそれましたが
ファッションもいわば「価値観」の
現れです。
私のファッションには私の価値観が
現れていて
キラキラママのファッションには
そのママたちの価値観が現れています。
それが真逆であることは当然あって
非難する必要はないってことです。
むしろ私が心配しているのは
「価値観がない」ことです。
日本人は自分の考え価値観を
全面に出すことが苦手ですよね。
自己主張をすると嫌われるのでは
ないかという取り越し苦労
右へならえをしてれば
安心という気持ち。
価値観がはっきり現れている
ファッションは好かれもしますが
嫌われもします。
個人のキャラクターも
そうじゃないですか?
私みたいに騒がしいインスタグラマーを
嫌う人もいればこの人が合うなと思う人も
います。
人って無難な人には魅力を
感じにくいんです。
話題になったガーシーさんも
そうですよね。
批判的な見方をしている人が多い中で
中には彼の価値観を強烈に
支持してる人も実はいるんですよね。
そのファッションに世界観はあるんか?
更に話がここまで
飛んじゃいましたけど笑
とにもかくにも
価値観がない状態が
服装に出ると
「無難・普通」
そうなんですよ。
私がいつも発信している
おしゃれの反対は
ダサいじゃなく普通なんです。
誰からもおしゃれだとも
ダサいとも思われない
そんな状態なんです。
私がスタイリングの受講生の方に
真っ先にしてもらうことがこの
「価値観」のアウトプットです。
私はそれを「世界観」と呼んでいます。
お洒落に悩んでいる人で一番
多いのは体型や見た目の変化
で服が似合わないという理由。
そして同時に
自分の中に何かしらの価値観・世界観が
存在しているにも関わらず
それがなんなのかわからないまま
自分の表現したかった世界観をもった
ファッションをしている女性を見て
落ち込み気分を落としている。
そういった人のファッションって
一見おしゃれに見えるんです。
自分の体型も理解している
カラーバランスも取れいている
シルエットづくりもうまい
だけど
現状のファッションと望んでいる
世界観が大きくずれているんです。
いくらおしゃれを真似しても整えても
これでは肯定感は上がらないんです。
私もそれに悩み苦しみました。
おしゃれは好きでいろんなスタイルに
チャレンジした
だけど人を見ると全然自分は
おしゃれじゃない
何かが違う。だけどそれが
なんなのかわからない。
どうしたら自分の頭の中に描いている
おしゃれを表現できるのかが
わからなかったというのが
今になってわかるんです。
頭の中の世界観を見える化する
頭の中のおしゃれの世界観を
可視化することがとても大事です。
いやいや
そんなのだいたいわかってるよ。
そう思うかもしれないです。
でも意外と自分の望んでいる世界観は
具体的にわかっていないパターンが
多いです。
それは情報のとりすぎで
自分の価値観が上塗りされてる
人が多いから。
あの人があれがいいと言ってた
この人がこの商品を買った
診断士がこの色が似合うといった
こういった沢山の情報を違う
価値観の人たちから
取ることによって
軸がどんどんぶれます。
テイストが定まらない
色合わせがしづらい
シルエットが作りづらい
こういった現象が起きている人は
まずは本当に自分が望んでいる
世界観を理解するところから
始めてみてほしいです。
やり方は簡単です。
好きなファッションの写真を集めて確認する。
そこに様々なテイストのものが入り混じって
いるなら、
絞る。
おしゃれには基礎があります。
その基礎がない状態では
どのテイストにチャレンジしても
結果は同じになります。
だからまずは絞る
トラッド
オフィスカジュアル
ナチュラル
エレガント
エスニック
モード
カジュアル
どれでもいいです。
とにかく色々追いかけない。
一定期間でもいいから
一つの世界観をしっかり表現できるように
なってから、おしゃれを更新していくことが
ポイントです。
価値観はあなたにしかわからない
世界観の写真を集めたら、分類しその人が
こんな自分になってみたいとしっかりと
定めることができたら
私はそれを一定期間ぶらさないように
ビジョンボードというデジタルコラージュ
をつくって常に目にしてもらうようにします。
つまり世界観はその人の目標となって
よりファッションの組み立て方が具体的に
伝えることができるようになります。
「私おしゃれ迷子でおしゃれになりたいんです」
こんなぼんやりした目的では
どんなスタイリストでも的を得ません。
おしゃれの大大前提として
自分のことを見て気分が上がって
超楽しい!
自分を見て不安になったりモヤモヤのために
服を着たい人なんていないんです。
だから自分が望むような姿になるために
おしゃれは本人主導でなければ
いけないんですね。
人任せでは
おしゃれにならないんです。
私はただその人が望んでいる姿に
なるために骨格や顔立ち手持ち服を
分析して
顔周りに何を持ってきたらいいのか
髪型はどうすればいいのか
シルエットはどうすれば
スタイルよく見えるのか
それを試してもらう。
パズルのようにピタッとくるところを
探すお手伝いすることが私の仕事です。
人になんとかしてもらうという
マインドは一番自分をおしゃれから
遠ざけてしまいます。
ファッションは自己表現
以上のことから
なぜファッションとは自己表現だと
つきなみな言葉で表現される理由が
わかっていただけると思います。
ファッションは自己表現と言われても
いまいち私はわかっていなかったんです。
それもそのはず
私は自分の価値観を表に出すことを
本当に恐れていて人に意見を合わせることに
なぜか価値があると思っていました。
なぜ?と聞かれても
それはわかりません笑
なんだかふわっとそう思っていただけ
なんですね。
だから自分のファッションになんの
特徴もなく、無難で普通
表現したいものとか
自分の世界観とか
価値観とか
なんにもなかったからですね。
入卒式シーズンも終わり次は
どんなオケージョンがあなたには
待っていますか?
オケージョン服が一番その人の
価値観が現れやすいんです。
いいんですよ。
前に出ておもいきりファッションを
楽しんでも
人を引き立てるためのファッションを
楽しんでも
反対の価値観を恐れず
徹底的にやったら
必ずお洒落になれます。
私が最近髪を切って
くるくるボサボサ頭に
しはじめたのは
カジュアルファッションをもっと
楽しみたいという気持ちそして
突き抜けないと大人のお洒落は
表現できないと年々感じるからです。
そのファッションイマイチだよと
いわれてしまうのは世界観が中途半端
だからそれが伝わってしまうんです。
似合わないなら似合わせてやる
くらいな強気なマインドも必要って
ことだと思います。
泣いても笑っても人生は一回
しかももう折り返しちゃってます。
おしゃれになった自分が好きなら
一歩踏み出して、そうなってみましょう。
知らなかった楽しさを知って
好きになれる自分で過ごす
毎日は本当に幸せですよ。
コメント
騒がしいインスタグラマ−では
ないですよ
凄く知的で地に足をつけてる感じです 私の感想です
ありがとうございます。BLOGにコメントついたの
はじめてです。そう思ってもらえるなら光栄です(^^)