「自信喪失・服でイライラ・出る気が失せる。」服に人生を振り回された私を変えた魔法の経験

私は事あるごとに洋服を買い足すことが
日常でした。


ランチ会、セール時期、セレモニー、
冠婚葬祭、子供の行事



今となってはなんでそんなに服が
必要だったんだろうと思うんですが


当時はクローゼットはいつもパンパンなのに
本当に服を持っていないと思っていました。


何かが決定するとノープランで
服を見に行って、本当に自分のクローゼットに
必要なのか必要でないのかわからないまま
その場の雰囲気で服を買う。


特に冠婚葬祭系、セレモニー系
こういった服は自分の鮮度が短くて
クローゼットの奥の方に
一枚一枚追加されていきました。






当時撮った記念写真の中の自分は
驚愕するほどに頭が大きく見えて
家族が写っていなければ
破って捨てたくなるほど
落ち込みもしました。



後日談になるのですが、


私の買ったセレモニー系の服は
骨格診断の観点からみても
スタイルダウンする形でした。


当たり前の話ですが
普段着で自分に似合う形やシルエットが
わからない私がフォーマル服の似合う形が
選べるわけがないんですね。


診断に頼ったり、ただ見た目だけで
試着をしても自分のことを何も
分かってなかったから

良いも悪いも見分けることが
できなかったんですね。




洋服を処分したほうがいいとほとんど
言わないスタイリングの先生からみても


そういったものは特に古さが出やすい上に、
特別感があるデザインや素材感で、
日常着にカジュアルダウン
することは難しいと言われました。



でもそれらは私の服の中で
一番高額な服だったりしたんですね。




もし、


正しく自分を客観視できてその服が
体型やイメージに合っていないことに
気づけて


肯定感が上がるものを
買うことができてたら、


繰り返すセレモニーを一枚で
済ますこともできて
満足して手放すことも
できたと思います。



現実は記念写真を見た以降
その服は着ることはなく、
繊細な生地のセレモニー服は
経年劣化してそれで終了でした。




その後も自分と向き合うこともせず
自己診断した骨格診断の確かなのか
不確なのかわからないようなことを信じ込み
また着ない高額な服を買い足しては着ない
を繰り返しました。





そういった経験を数十年
繰り返した後
ようやく私はファッションを
学びはじめました。



ファッションのコーチングを
受けている期間のある日のことです
友人がミセスコンに出場するので
応援のためにホテルの会場に招待されました。



ドレスコードはありませんが
フルコースの食事が出ますし
会場には関係者が沢山いますので
とても華やかな環境です。


イメージとしては結婚式の雰囲気
に近いかなと思います。



すぐにそのことを先生に相談すると
使えそうな服を全部持ってきてと
言われました。


でも当時私が持っている服は
インスタに載せてるようなものばかりで
そんな場所に着ていくことが出来る
服は全然ありませんでした。


ちゃんとした服は喪服しかありませんと
それを見せました(笑)


それを見た先生は
「あかん。それはあかん」と(笑)


そりゃそうですよね。


私はそれくらい何がちゃんとしたところに
着ていけるのか着ていけないのか
判断ができないくらい何もわかって
なかったんですね。



そこで先生はそういった場所の
観客の服装のリサーチをして
福岡のおしゃれレベルを考慮し



化繊の落ち感のある服の中から
ベージュのフレアのパンツを選びました。

そして

GUに900円のシンプルな白いブラウスを
買いに行くように私に言いました。



両方普段着に使う服です。



でも買ってくると同時にあっという間に
靴とバッグアクセサリーを変化させ
4パターンコーディネートを作ってくれました。



そして丈感と着こなしのチェックを
してもらって、

その中でも一番控えめな
コーディネートを着て
会場にでかけることにしました。




会場にはいわゆるイブニングドレスのような
華やかな方、着物の方もいましたが


自分に似合ったシルエット、
考えられたカラーバランス
テイストが整った小物使いとヘアメイク



これが揃うとプチプラでも
高見えさせることができるんですね。


すべてが自分で見て
「これが好き」と言えるものを
着ている満足感から



なんの引け目もありませんでした。
むしろプロが作ったこのファッションを
着ている自分が誇らしく思えたし


シンプルでも洗練されている
コーディネートでその日
常時自信をもって過ごせたことが
本当に幸せで

ファッションって本当に
自分に自信と幸せをくれるんだなと
実感した瞬間でした。



そして


本当に私が欲しかったものは


服で溢れていたどうしようもなかった
クローゼットでたった900円で
自信与えてくれるコーディネートを
作れるファッションスキルだったんだと


気づいた瞬間でもありました。




私はこの経験がなければ


自分らしいおしゃれは

流行でもなく
診断でもなく
新しい服でもなく


自己認識とファッションスキルを使って
好きを表現することで生まれると


SNSで発信することは
しなかったと思います。






ベーシック服で作るファッションの
価値観はTPOの垣根がないという
イメージです。



カジュアルでもフォーマルでも
組み合わせと小物次第で沢山の
TPOに対応出来るファッションを
作ることができます。



例えば

一つのジャケットをON/OFF
両方使って洋服の持つポテンシャルを
最大に引き出しながら使う


そのために洋服のメンテナンスは
怠らない。

そして、投資をするアイテムの
メリハリもしっかりあります。

消耗品や頻度高く着るものは
プチプラで

長く使おうと思ったら
しっかり投資をして修理をしながら
長く使っていく。


そういった服の価値観は
分かっていながらもなかなか
実践することができませんでした。



だけど、こうやってファッションを
整えることで自分の服に対する
価値観がどんどん確立されて


クローゼットの中もその価値観に
随分近くなってきました。






こうやって過去の自分をファッションを
通して遡ると


私は先生に出会うことができなかったら
どうなっていたんだろうと思います。





我慢に我慢を重ね
人のために生きる
自己犠牲感から
抜け出せないまま


自分が大嫌いなまま

自分の良いところも知らず



自分磨きも本気を出せないまま


膨大なエネルギーとお金を



今頃まだ服に使ってそして捨ててを
繰り返していたんじゃないかと思います。


同じ一回きりの人生なのに

今の私から見たら
一番歩みたくない
最悪の人生を未だいやいや
送っていたんだろうなと。






最悪の未来を
考えただけでゾッとします。










これを読んで

山中さん大丈夫?


と心配される方もいるかと思います。



でも、先回お話したように


衣・食・住



これは等しく重要です。



私から言わせると女性にとって
衣類は目には見えないところで
一番重要とも言えます。




知らず知らずに自分の容姿とセットで
人より勝ってる劣ってるを無意識に
比較して



じわじわ自信を喪失させ
肯定感も落とし自分の行動にも
制限をかけていきます。



自信がなく肯定感が低かった私は
物事を斜めに見たり
ひねくれてみたり
疑ってみたり


もう目も当てられないくらい
性格が悪かったですね。




ご相談の中に一番多いお話を
紹介しますと




東京近郊にお住まいの方

銀座や青山・高級デパート
そういったところに行くと
周りに圧倒されて
肯定感が全く上がらず



自信ををなくしたり
そこから足が遠のいてしまう
せっかく行ったのに楽しめない




そういった体験談を
本当に沢山聞かせていただいています。



これは地方に住んでいる方でも
同じような経験されてる方も
いらっしゃるのではないのでしょうか。




自分の身なりに自信がないと
自分が行きたい場所
楽しみたいことにも自ら
ブレーキをかけてしまいます。




それは客観的に
どっちがおしゃれとか
どっちが美しいとか、

もはや関係ないんです。


私が体験した様に
自分が自分の姿を見て


「嬉しい」
「納得している」
「この自分が好き」




こういったポジティブと一緒に
服を着ているかどうかが一番
重要なんですね。



この心の状態だと誰が何を着てようが
誰が何を持ってようが

「過去一自分が好きだといえる気持ち」
がそれを勝るんですね。


言い換えると
いい意味で自分しか見ていない状態
で洋服が着れるようになるんですね。




こうやって考えると
服はメンタルで着ているんだと
つくづく感じませんか?





どんなにいい服を持っていても
自信を持てない納得いかないコーデなら
それは安っぽく見えていて



プチプラで作ったコーディネートでも
自信が持てる納得のコーデなら
高見えします。



それはコーディネートの良し悪しの
影響もありますが、

実はその着ている人の輝きから
服が一緒に素敵に見えることは
よくあることです。




オーラがある人と出会ったことが
ありますか?



先日ファッションの先生が
サプライスで福岡に来られたお話を
インスタライブでさせてもらいました。



先生のいでたちは
特に変わった服ではありませんでした。


シンプルなニットにデニムに
ストール・ブーツ

大きな黒のカバンを下げてありました。



だけど圧倒的清潔感と細やかな
こだわりそして
自分のファッションを楽しんでる
自信が大きなオーラを放っていて
一般の人ではないのは


誰が見ても明らかでした。


人の自信とはここまで人に
影響するんだなと感じた
貴重な日でした。




私はそのことを誰かに伝えたくて
この仕事をしているといっても
過言ではありません。



どんな人でもそれは可能です。




大人になったら人はなかなか
変われないといいますよね。



年を取れば取るほど柔軟性をなくし
固定概念の檻に閉じ込められて
変化を嫌います。


確かにそういう傾向にはありますが




だけど私よりどん底の自己肯定感を
長期間に渡って持っている人は
そう多くはありません。



生きづらいを通り越して
生きていたくない


自分を嫌うどころか
人まで嫌う



そこまで落ちてしまった
肯定感を立て直して、
今の自分を大切に思い扱える
ようになったことを思えば



女性は外見の変化とともに
中身と人生まで変えられると
経験を通し、自信を持って
お伝えすることができます。
























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