ホルモンバランスのゆらぎ、筋肉量の衰え。
様々な原因から体型が変化してしまい、それを隠したいあまり自分が好きなファッションができない。ファッションが前向きに楽しめない。
スタイルアップ術も参考にしたいけど、SNSやインターネットの情報のモデルさん達はスタイルが良すぎて自分でチャレンジするに躊躇してしまう。そんなお悩みありませんか?
10代から等身や手足の長さ、下半身太りの悩みなど様々な悩みを抱えヘアメイクや骨格診断を学んできたアラフィフの私が、視覚効果を利用した実用性があると感じたスタイルアップ術をこちらで紹介します。
40代50代 大人の女性が抱える体型のお悩み
体型のお悩みは1か所ではなく連動していることがほとんどです。ここでは大人の女性が気になる大きな体型の変化とその特徴を上げていきます。
①上半身が厚くお腹周りが大きくなる
上半身にボリュームが出てたくましく見えてくるタイプです。
骨格がしっかりして下半身よりもお腹や上半身が集中的に大きくなってきます。でてきたお腹を隠すために全体がゆったりしたアイテムを選ぶと、上半身全部が大きくなるため、結果着太りをしてしまいます。
②上半身とお尻周りが大きくなる
全体的に丸みが出てきてふくよかになってくるタイプ。
バストが大きな人が多く、太ってくると上半身やお尻が気になってきます。大きくなってくるところとそうでないところの差があるタイプなのでコーディネートにはメリハリをつけることが大切です。
③下半身が大きくお腹も気になる
お腹から下半身にかけて集中的に大きくなるタイプ。
もともと下半身に悩みが多く、太ももやふくらはぎの側面が太くなったり、お腹周りも気になってきます。スタイルアップできるパンツ選びが第一の課題となってきます。
④肩周りと下半身が大きくなる
もとからしっかりしていた肩周りや下半身が大きくなるタイプ。
骨格がしっかりしているタイプで、下半身とともに二の腕や肩周りも気になってきます。全体を覆い隠してしまうと着太りしてしまうので注意します。
意外と知らなかったスタイルアップ術
下着からしっかりと体型を整える
機能性や見た目重視の下着が沢山出回る昨今、リーズナブルだし楽だから。おしゃれの邪魔にならないから。といってついついパット付きのタンクトップやシームレスの下着を多用してしまうことはありませんか?
若い頃には支えきれていた脂肪も筋肉量の低下により少しずつ下へと引っ張られてしまいます。お洋服で体型を隠すことよりも、自分の体を無理なくしっかりと整えてくれる下着を身につけることで、諦めていたお洋服が着れたり、スタイルよく着こなすこともできます。
お洋服の予算をおしゃれを楽しむ土台である下着にかける発想は、自分に自信をつけて大きくスタイルアップをする手段の一つです。
隠し過ぎず立体的なファッションを目指す
自分の体型を無視した隠し方をすると逆に大きく見え、目立たないようにと地味な色ばかりに頼るとおしゃれが遠のいてしまいます。
例えば、骨格がしっかりしている人がお腹を気にして、ゆとりがあるカットソーやニット着てしまうと一番幅がある肩幅から布が下に落ち、結果全体の形が大きな長方形になってしまいます。
・3首(首 手首 足首)を見せる
・色でメリハリをつける
・立体感があるアイテムを選ぶ
こういった小さな「見せる」テクニックを積み重ねていきましょう。
上半身の厚みを回避するテクニック
上半身にボリュームがある人が自分の体型を隠そうと覆い隠してしまうと、一番高い胸が洋服を押し出して上半身全てに厚みを持たせてしまう着太りを起こします。逆にピッタリしたアイテムを選ぶと胸が強調され、背中やお腹が気になる。そんなお悩みをカバーするテクニックをまとめました。
1 アイテム選び
・素材は起毛していたりローゲージのものよりも厚みが少ないものを。
・首周りに開きがあるものを選ぶ
・脇からウエストにかけて立体的なラインのもの
2 シルエット
・羽織の縦のラインを活用する
・アウターは肩周りをスッキリさせるもの。
・全体のシルエットを長方形にしない
3 配色と小物
・ロングネックレスやストールなどの小物使い
・下半身が細い場合はトップスに締め色を持ってくると◎
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お腹の悩み
ウエストにくびれが少ない体型で太るとお腹ばかりが目立つというタイプの人。気を付けておきたいことはお腹を長めの丈のトップスで覆い隠すことは逆効果に。着慣れた隠す着こなしを勇気を出して変えてみることはスタイルアップの第一歩につながります。
1 ウエストの位置を明確にする
お腹を覆い隠すことは、体の中心に一番大きな面積を作ってしまい、人の目線をお腹に集中させてしまいます。ウエストマーク、ウエストラインが出るジャケット、ブラウジングなどでお腹の面積を分断することで、視覚的にお腹の面積を小さくできます。
2 首元にポイントを持ってくる
首元を見せたり、アクセサリーでポイントをつくって目線を上へ持ってくることでお腹を目立たなくすることができます。ネックレスはロングよりもデコルテ辺りまでの物を選ぶと効果的です。
3 サイドからのチェック
スカートはペンシルスカートなどで足元にいくにつれ細くなっていくYシルエットを作って立体的に見せるスタイル。パンツはストーレートや少しフレアが入った脚の形を拾わずルーズではないものを選ぶとスッキリ見せることができます。
洋服は一見同じ形に見えても裁断や生地によって見え方が違ってきますので、試着をしたら必ず横からのシルエットをチェックしてください。
美脚効果はウエストインだけではない
ハイウエストパンツやトップスのタックイン。確かに効果は絶大。だけどそれってお腹が出てなくてお尻や太ももがきゅっと引き締まっている人の話でしょ?そう思ったことはありませんか?
確かにタックインは大人女性にはちょっと勇気がいるスタイルアップ法の一つかもしれません。
でも美脚効果があるテクニックはこれだけではありません。
1 トップスをタックインしなくてもいい丈を選ぶ
お腹を気にしすぎると長い丈を手にとりがち。お腹もカバーしながら脚も短く見えない丈のトップスは沢山存在します。後ろが長くなっているタイプのものや、シャツなら下のボタンをいくつか開けるとタックインをしなくても同じような効果が得られます。
2 前だけ少しタックインをする
タックインの仕方も今は様々。前だけ少し入れる場合もあればアシンメトリーにタックインしたり。慣れていない人には少し抵抗があるとは思いますが、数回トライすれば、脚長効果とともにこなれた雰囲気を出すことができますのでおすすめです。
3 パンツ選びにこだわる
下半身が気になってきたら妥協をせず、足の形は拾わないけれども太さがでない一本を探します。パンツ選びは試着の数をこなして違いを見ることが大切です。試着をしたら写真を撮って比べるとその違いがわかります。
・太ももをカバーするテーパード
・タックインすることが多いならハイウエストすぎる物を選ばない
・脚の始まりの付け根が強調されないもの
・脚の形を拾わない素材(ハリ感がある OR 落ち感がある)
・ウエスト位置を正しく試着する(無理に引き上げて履くとお尻下に食い込みやシワができて正しく判断できない。)
まとめ
いかがでしたか?
40代50代女性が抱える体型を踏まえたスタイルアップ方法は以下の5つでした。
①下着で正しい補正を行い、土台からスタイルを整える ②隠しすぎず、メリハリのある立体的なコーディネートをする ③上半身の厚みはアイテム選びや着こなしを工夫する ④お腹は覆い隠さず分断ラインや視線をそらす工夫をする ⑤自分にとっての美脚パンツをこだわりを持って探す
体型や表情の変化があってもずっとおしゃれを楽しむことはできますし、自分の特徴や体型を知って工夫をすればいつも明るい気分でお洋服を選ぶことができるようになります。
少しでも皆さんの日常着のコーディネートのお役に立てますように。
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