イタくならない。40代50代の大人可愛いファッションのコツ

研究−お洋服編

40代、50代の女性が急に似合わなくなったなと感じるファッションの一つに「可愛い系」ファッションがあげられます。

その原因は、大人女性が持つ「大人要素」が可愛い系ファションが持つ「子供要素」とかけ離れることにあります。このことを無視した昔と変わらないかわいい系ファションは「違和感」となって、「イタい」「若作り」と見られるようになってしまいます。

そうは言っても、女性に生まれたからには「可愛い系ファッション」も着たい。

そんな大人の女性が嬉しい「かわいい系ファション」を「大人可愛い」に仕上げるテクニックをご紹介します。


ガーリーファッションってどんなスタイル?

ファッションも沢山の種類があります。私達が日常に取り入れているスタイルを分類してマトリクスにしてみました。

〈大人アイテム〉
素材:高級感、ツヤ感、ハイゲージ、重厚感
形:長い、落ちる、フィット、細い、角、シンプル
色:落ち着き、優しげ、重厚
など

〈子供アイテム〉
素材:天然、ざっくり、学生をイメージさせるもの、カジュアル
形:短い、ゆったり、デザイン性がある、丸い、太い
色:元気、ポップ、アクティブ、カラフル
など

〈女性イメージ〉
スカート、レース、ギャザー、フリル、リボン、透け感、ハイヒール
ブラウス、揺れる、優しげ、丸み、美しい、可愛いなど

〈男性イメージ〉
強い、落ち着き、重厚、アクティブ、スーツ、パンツ、折り目、
ネクタイ ビジネス、スポーティー かっこいい、シャープなど

個人差はありますが、日常的なファッションアイテムのイメージは、この組み合わせのどこかに属するかなと思います。

ガーリーファッションとは「子供要素が強い女性的なファッション」。平たく言えば「少女的なスタイル」とも言えます。

ミニスカート合わせ、制服スタイル、ちょっと前の森ガール風などもガーリースタイルに入りそうですね。そうなると、40代50代の女性が、ド直球で挑戦すると、コスプレ感や違和感があっても仕方ないかもしれません。

今回はスタイリストEriさんから直球ではなく、ガーリー以外の3タイプのアイテムを投入して、大人の雰囲気があるガーリを教えてもらいました。

大人かわいいスタイルに仕上げるコツとは?

こちらのワンピース。

一枚でしか着用したことがなかったワンピース

「NATURAL BEAUTY BASIC」のものです。
フェミニンなブランドではありますが、けしてガーリーなブランドのものではありません。
夏用ものとして販売されていまして、ナチュラルでちょっとかっこいい大人のワンピースに見えました。



素足に華奢なサンダル、襟も大きくボタンを外し、日焼けしたモデルさんの雰囲気がとてもかっこよく見えたんですね。サングラスやスニーカーなども合いそうです。

このワンピースを上のマトリクスに当てはめてみると、


色→大人もしくは男性的なカーキ
素材→綿のようなパリッと感、カジュアル感あり子供ゾーン寄り
形→ゆったり、デザイン性高襟にはフリル、形ティアード型、袖バルーン


書き出してみると、このワンピースはかなり甘さが強いガーリーアイテムだということがわかります。特に形の主張が強いアイテムです。実はスタイリングや着こなしで大人っぽくイメージを変化させてあったんですね。

〈ステップ1〉
冬素材とは違うワンピースの場合、カーデガンとブーツ合わせで簡単にガーリーなイメージに変化させて着回すことができます。


手持ちで試してみます。

カラーの明度の高さから、ガーリー指数85%程度

どうでしょう??
コーディネートとしてはいいかなぁと思ったのですが、着た時の率直な感想として

・カーデが丸すぎて着ぶくれが
 気になる
・デコレーション強すぎ

・やっぱり若作り感は否めない
・そもそも着慣れない


こんな印象でした。

そこでスタイリストのEriさんからのアドバイスです。

子供要素を抜いて大人かわいいを目指す。

このコーデがなぜ私に違和感があるのかを探してみると、いくつかの原因がありました。

・存在感たっぷりのカーデ
  色→明度が高い→子供要素
  形→丸くてたっぷりのボリューム→子供要素
  素材→ゲージが低くざっくり、デザイン性高→子供要素多
・カラーリング
  カーデのホワイト、足元にボルドーブラウン。
  全体的に色が多め→大人要素少
・足元
  ブーツのつま先の丸みと太ヒールはカジュアル感強め→大人要素少
・バッグ
  デザイン性と質感柔らかめ→女性要素強

こうやって分析してみても、全体的に大人要素が少ないことがわかります。


〈ステップ2〉
手持ちのアイテムで、ここに大人要素を加えていけるアイテムを探します。

  • ローゲージのホワイト甘めカーデ
    →ハイゲージブラックカーデ(ハンサムアイテム)
  • ラウンドトゥのブラウンブーツ
    →ポインテッドブラックブーティ(大人要素強い)
  • レオパードファーバッグ→代用品あるかも。(雰囲気に合うものを探す)

自分の手持ちアイテムがどんなものなのか(色・素材・形)吟味しながら探していきます。
ファッションを頭で考える→やがて感覚へ変わる
このプロセスがさらに「センスを磨き上げる」ことに繋がっていくんですね



〈ステップ3〉
ここからは、着ている本人が持つ雰囲気、好みに応じて大人要素を加えていきます

①足元をブラックのポインテッドブーティに変える。

足元が少女から女性へ。ガーリー指数70%程度

足元だけでも随分大人っぽくなってきました。黒の効果は大きくつま先やヒールでシャープな印象に変わります。でもこれだと甘さは抜けたけど、コーディネート的には未完成。足元が重い印象ですね

②大人カーデを羽織ってみる。

範囲が大きいチェンジでガーリー指数50%程度に

ここまで来るとガーリー要素は半分に抑えられています。大人の女性にも無理がないガーリー感に近づきました。「着ぶくれ感」も子供要素が強く、子供っぽく見えるのでこれも解消します。


③バッグを考える
このファーのかご型のバッグで完成していますが、もっと甘さを抜いたコチラのバッグもEriさんから提案してもらいました。手提げはカジュアル感ショルダーバッグにすると少し大人っぽくなりますね。

ボーダーはボーイッシュイメージ、色味もモノトーンでガーリー指数は50%以下に。

今回のコーディネートは、カーディガンとナチュラル感強めのワンピースがメインなのでカジュアルバッグをあわせます。
・ツヤ少なめ
・角がない
フォーマルではない
このあたりに注目して選びます。

1.色味で候補を選ぶ
2.上記から全て外れてるものは除外する(ビジネスに使えそうなバッグなど)
3.実際に持ってみて鏡でチェック

④ヘアメイクを考える。
今回はカジュアル感が強いガーリースタイル。時にはジャケットなどに合わせることもあるかもしれません。仕上がったコーディネートのイメージを崩さないように気を付けます。今回はコチラのコーディネートのイメージで説明します。

ヘアスタイル
ガーリといえば巻く、編む、まとめるのイメージ。でも着ている本人は大人であることを意識して
ツインテール
ハーフアップ
おさげ
グリングリンの後れ毛
・主張強めのヘアアクセ
このあたりは避けて、スッキリとしたフェミニンな大人のヘアスタイルを合わせるとうまくいきます
😌

メイク
ヘアスタイルとは逆に、メイクの大人要素は、スタイリングとかけ離れてコスプレ感満載になる可能性があります。
厚塗りファンデ
濃いアイライン
ダークシャドウ
テカテカリップや濃いリップ
は避けたいところですね😌今回の様なカジュアル強めのガーリーならナチュラル・優しい・ふんわりこのあたりのイメージのメイクがおすすめです。


仕上がりはインスタグラムで投稿しています。

まとめ

いかがでしたか?

① ワンピースをカーディガンに合わせてみる

② 100%ガーリーになってないかを
   チェック(色、形、素材)

③ 男性、大人要素のアイテムを探してみる

④ ガーリー要素を半分程度に抑えてみる

⑤ ヘアスタイルは大人に寄せて、
  メイクは大人要素を減らす

ガーリーが好き!
だけど違和感がある。気恥ずかしい。若作り感をなくしたい。
そんな大人ガーリー初心者の方にぜひ、お試しいただきたいなと思います


今回は以上です。
皆さんの日常のお洒落のヒントになりますように♡

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