私が母を亡くした20代半ば
周りの大人達がいろんなことを
教えてくれるようになりました。
ある日、叔父が私にぼやくように
人の悩みの殆どは人間関係なんよなぁ。
そんなことをいいました。
確かにそうやね。
まだ若かった私は軽い相槌をうった
記憶が残っています。
増えていった大人の人間関係トラブル
私は結婚してからこれまで
人との交流が増えれば増えるほど
女性の人間関係のトラブルを
耳にしたり、時には直接
相談されたりすることもありました。
あなたはどうですか?
あそこのご夫婦がどうとか
あそこの奥さんがどうとか
旦那さんがこうなってるとか
耳にすることってありませんか?
こんな田舎に住んでいながらも
交流関係が広がれば広がるほど
聞くようになったのは
パートナーや夫の女性関係。
興味本位に聞くには耐えない
くらいのリアリティです
相談に乗るにも下手にアドバイス
するには問題が大きすぎることも
ありました。
しかも
ごろごろその手の話は
周りに転がっています。
そこに共通していることは
子育ての忙しさから始まり
女性が自分のことに手が回らなく
なったことがきっかけのパターン
逆もありました。
女性側からみて夫の変化から
その存在がATM化してしまうパターン
もありました。
リアルはドラマを超え
結末はドラマのようには
終わらないんですよね。
私も離婚を経験をしています。
渦中にいる時、原因は多岐に渡って
いるように感じました
子育ての悩み
自分の存在価値
将来への漠然とした不安
価値観の違い
ものすごい大きな問題を
いっぱい抱えているような
感覚でいました。
でも今考えてみると
その悩みの発端は小さなところ
からでした。
私は変わっていく元夫が
男性として見れない。
元夫はそんな私に不満をもつ
ワンオペでストレスが溜まっている私の
気持ちが理解できず、おばさん扱いしてくる。
私はそんな夫に不満を持つ
そんなお互いの小さな変化。
特に見た目の変化からどんどん
ほころびが大きくなってきた気がします。
始まりはお互いが慣れてしまって
自分磨きをやめたとか
それぞれの輝きがなくなった
みたいなところに行き着くのかなと。
私が知っているうまくいっていなかった
ご夫婦を見てもなんとなく
共通していることがありました。
意図せずファッションはオバサン化している
ファッションにフォーカスしてみれば
男性が好むファッションと
女性が好むファッションとは
結構違います。
結婚前は私自身はもっとコンサバで
どちらかというと男性が好むファッションを
していたと思います。
コンプレックスもありますが
スカートが多かったしヒールも
はいて、キレイめに寄っていました。
でも結婚してからは
ママ友の付き合いが多くなって
女子ウケするファションへ変えたほうが
おしゃれだと思って
だんだん男性が好む雰囲気から
離れていきました。
すると不思議なことに
自分の仕草行動も変わってきて
客観的に見て私は
おっさん化していたような
気がします笑
見た目じゃなくて内側からくる
何かがおっさんみたいな笑
お母さんでいることも女性を
捨てた一因だと思います。
しっかりしたお母さんでなければ
さばけたお母さんでいなければ
みたいな無理が
内面を変えたと言えば
聞こえはいいですが
要はおばさん化して
いたんだと思います。
流行りの服は着ていたと思います。
だけど服って着ている人の
気持ちが服装に現れるもんで
忙しさのあまり適当な服を
着ていることによって
動きががさつになる
機能性だけに頼ってると
バランスが悪くても気づかない
もともと超田舎で育っているので
余計にそういった自分が出てきて
しまうんですね。
そして極めつけは
若いママ友に
年を取るとこういうことが
起こってくるとか
私が若かった頃は・・とか
よくわからない年寄自慢?笑
「もう年だから」とかが口癖になったり
笑い方がおばさん化したり
自分が一番なりたくなかった
女性に変わっていったと思います。
そういった私に苦言を呈して
くれていたのも元夫だったんだと
今では良くわかりますが
やっぱりね、
日常生活の中では
ただただ腹立たしかったんです。
実は見落としているファッションの重要役割
ファッションにはいくつか役割が
あります。
①機能的役割
②体型補正の役割
③嗜好的要素
④自己演出の役割
①と②に関しては
わかりますよね。
③嗜好的要素は
なくてもいいけどあったほうが楽しい
みたいな個人で需要の大きさが違うもの
そしてこの④が私がすごく大切に
しているところなんです。
自己演出って自分を偽って装っているという
意味合いに捉えがちなんですが
実は私が先にお話したように
洋服は人格を変えていくんですね。
女性らしい服を着ている人は
言葉や仕草・行動までそうなっていきますし
カジュアルな服を着ている人は
振る舞いもそうなっていきます。
丁寧に服を着ている人は
丁寧な動きをしたり誠実になっていきます。
機能性重視の手つかずの服を着ていれば
当然、がさつになってきます。
おばさんのような服を着てれば
言動はおばさん化していきます。
ごまかしたような服をきていれば
全てにおいてごまかすような言動が
増えてきます。
そしてさらに
周りの扱いや自分が引き寄せる
人たちもそうなってきます
そりゃそうですよね。
女性らしい装いの人はそういった扱いを
受けますし
カジュアルな装いであればフランクに
周りは接してきます。
がさつな装いの人はがさつな扱いを
おばさんの装いはおばさん扱いされます。
数ヶ月前、私のファッションの師匠が
福岡まで私に会いに来てくれました。
その時、私の車に一瞬ですが
乗せる時があったんです。
私はその時期くらいから忙しくなって
車や家をキレイ保つことができなく
なっていました。
その時私は
申し訳ないと思ったんです。
師匠は私にとって、とても丁寧に
生活をしている清潔感の塊のような
人なんです。
だからキレイに清掃できていない
私の車に乗せることが
恥ずかしいとかではなく
申し訳ないと思いました。
人ってその人の外見から
その人の内面を感じ取って
ふさわしいように扱いたいと
思うんですね。
ファッションは口ほどに物を言う
私がファッションの勉強して沢山の
洋服を着ることによって得られたことは
TPOによってファッションを変えることでした。
その時々によって自己演出をする。
その自己演出とともに外見だけでなく
内なる部分も変化させることが
分かったからです。
洋服はコミニュケーションの
一つです。
昨今、「服育」という
言葉を聞くようになりました。
あなたはメラビアンの法則って
聞いたことがありますか?
アメリカの学者
アルバート・メラビアン博士はこう
言っています。
人の第一印象の55%は容姿・容貌・服装
雰囲気・立ち振舞が38%
話の内容は7%
ビジネスの世界でも有名な
メラビアンの法則です。
これは人の第一印象は
内面・性格の良さ・話の正確さ誠実さではなく
見た目、立ち振舞がその9割を支配していると
いうことを表しています。
誰かに道を聞く時
話しかけたくなる人
何かを依頼したい時
あなたは何を見ていますか?
適当に人を選んでいますか?
仕事・家庭・恋愛など人間関係
全てにおいて第一印象は大切です。
自分もさることながら
子供たちにも大きく影響
していることになります。
服の大切さを知っているお母さんは
そのことを子供に伝えられる
ファッションはただ自分を飾ること
だけではないということを伝えられます
そして
ファッションを含む自分磨きは
家庭にも大きく関係していると
感じます。
男性はDNAレベルで自分を誇示したいと
いう本能を持っていて
自分の身の回りにある物や人に
無意識に優劣をつけやすいと
言われています。
一緒に歩いている女性に対しても
その思いを持っているというのは
よく聞く話です。
女性は男性の所持品ではないという
お怒りのご意見があるのは
ごもっともですが
それが本能レベルだと言われたら
仕方がないですね。
私個人も一緒に歩いている男性が
清潔感があってスマートであれば
越したことないと思いますしね。
洋服って無言で誰かと
自分の代わりにコミニュケーションを
取ってくれます。
私がファッションを伝えている理由
私は講座の中でおしゃれになること以外に
いくつか伝えたいことがあります。
それはファッションはTPOによって
変化させるものだということ。
丁寧に服を選んで服を着て
ほしいということです。
いつも堂々としていて、
周りから丁寧に大切に
扱ってもらえるように
自分で自分を大切に整えてほしい
そういったことです。
そのために必要なファッションの基礎。
ただ人真似するんじゃなくて
スタイルアップをして、その場その場で
自己演出をするために必要なファッションの
土台を伝えていきたいと思っています。
自分に必要なファッションは年齢によって
そしてその環境によっていつも変化します。
人間関係の始まりは自分の身なりと
いっても過言ではありません。
叔父が私になんとなくいった
人間の悩みの殆どが人間関係だと
いったこと。
自分自身の身なりを
整えていくことで
人間関係を向上させたり
トラブルを避けたりすることが
できると思います。
ファッションはあなたを表現している
分身みたいなものです
素敵な人と出会い
素敵な関係を構築・継続していく
ための大切なツール
時には自分だけのファッションを
時には頭を使って自己演出のファッションを
これからも一緒に楽しんでいけたらと
思っています。
※お一人様一回のサービスになります。
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