雑誌やSNSで
「こんなファッションは古い」
そんな情報を見て
私って古いんだ。野暮ったいんだ。
そう思って落ち込んだり悩んだりすることは
ありませんか?
表情や体型の変化のお悩みに加え
「古い」という文字に余計心が重くなる
そんな昭和生まれの女性達も多いと思います。
今日は40代以降のリアル服や
お悩みに触れることで
私達の年代がファッションに対して
どう向き合えばよいのか
一つのヒントをお伝えしたいと思います。
「古い」という表現への違和感
私自身、雑誌やSNSで
こんなファッション「古い」と一言で
情報を発信することはあまりにも読者に対して
乱暴な表現だと考えています。
古いという表現はあたかもそれを悪いことだと
印象づけて余計に悩みを深めてしまうから。
その古いという表現が
「古くないようにする」ために
すぐに流行に飛びつかせてしまい
更に中年層の女性のファッションを
迷走させてしまいます。
私はこの古いという考えは
どこから来るのか
リアルな女性たちの洋服に触れることで
深く考えるようになりました。
30年前あなたは何をしてましたか?
1991年〜 バブル経済が
はじけて大きく経済が変化を
始めた時あなたは何歳で何をして
いましたか?
もうすぐ49歳なる私は
専門学校にいました。
そして就職をした21歳の時
すでにバブルは弾けてましたが
バブルの恩恵をしっかりと
受けました。
バブルが弾ける前の高校生の時
自由な友人はこぞって
ブランドバッグを持って
隠れて夜遊びにでかけ
背伸びをしたい年頃の
彼女たちはまさに「夜の女性」の
雰囲気を醸しけして高校生には
見えないいでたちで
おしゃれをしていました。
その時の価値観は
高い洋服
高級な小物
長い髪
コンサバ
こういった物に価値観が偏って
いたように思います。
超絶田舎者の私はまだ
その時はなんのデビューも
できずその高価でド派手な
ファッションを楽しんでいる
友人達を心から羨ましく
思っていました。
私の通った専門学校は当時
テレビで発信されてた女子大生の
ファッションとは全く違って
カジュアル中心でしたが
トレンドの中心は
キレイめ 女性らしい
ファッションが人気でした。
育てられた環境と価値観
「古い」を語る上でもう一つ
お話しておきたいことは
多くの昭和生まれの人たちが
受けてきた教育です。
学校ではみんなと
同じ教育を受け
順位をつけられ同じで
あることが普通
はみ出てはいけない
根性と努力で一番であれ
無駄な努力も評価された
そんな時代でもありました。
一言で言うと
「人にも自分にも厳しい」
そんな教育を受けて
きたように思います。
ファッションもその影響もあり
「きちんと服を着る」ことは
当たり前で
ちゃんと洋服を着ること
普通で無難で量産的であることは
全く問題ないとされてました。
でも今はどうでしょうか。
子供がなりたい職業に
YouTuberがランクイン
したことに衝撃を受けた
昭和世代のお母さんも
少なくないと
思います。
「好きなことで生きていく」
まさにこのキャッチフレーズは
今の時代を象徴していて
多くの共感を生みました。
それぞれが人と比べず
自分に合った幸せと
生き方を見つけよう
そういった価値観がどんどん
取り込まれ
昔に比べ学校も少しずつでは
ありますが変化もしてきま
したよね。
今の学生さん達のファッションも
機能性と個性を重視した
カジュアルが主体で
今はパンプスにショルダーバッグ
ブレザーにスカートなんてちゃんと
した服装の人はなかなか見ません。
そこに善悪があるわけではなく
私達のファッションは
その時に受けた教育の影響も
少なからずあると考えています。
時代と教育が生み出した洋服の着方
大きくこの時代背景と教育の
部分から昭和世代の女性の
ファッションはコンサバに
偏っていることが非常に多いです。
当時からカジュアルスタイルが
好きでコンサバに遠いところ
にいた人もいるでしょう。
ですが、
私が相談を受けた方やサービスを
させていただいた女性の半数以上が
共通した悩みを抱えていることに
気づきました。
それは
「洋服をきれいに着すぎて」
違和感を感じている。
そのファッションがなぜだか
今の自分にしっくりこない
そんな状況なんですね。
これは新しい今どきの洋服を
買えば解決するという問題では
ないんですね。
「着方がきれい」な人に
「着方をそうじゃないように着てください」
なんて言っても
そう簡単にできるわけが
ないんです。
だから私は「古い」という表現に
違和感があるし
簡単に「今の着方はこれ!」
みたいな安易な発信には
嫌悪感を感じるんです。
私もそうでした。
私も就職してお金を手に
するようになって
いわゆる「デビュー」を
果たしました。
カジュアルだった
ファッションを
一気に変えました。
当時人気だったバリバリ働く
かっこいい女性を演じるため
たいそうな距離でもないのに
毎日、ハイヒールにパンツスーツや
落ち感のある化繊素材の服に
ブランドバッグで通勤し
THEバブルを遅ればせながら
エンジョイしてました。
そしてそれが私の
コンプレックスには
ピッタリのファッション
だったのもあり、
このキレイめコンサバから
抜け出すことが
できずにいました。
生き方はカジュアル。ファッションはコンサバ。
私達は昭和・平成・令和
3つの時代をまたいで生きている
非常にレアな世代です。
時代の流れはどんどん早くなり
目まぐるしく変わる価値観
そして私達はその早い変化に
うまく対応しようとしているし
頭の中はついていっている。
古い考え方を頑なに
信じている人は
そもそも自分のファッションに
疑問なんて抱かない
疑問を抱くのはその時代の変化
に頭はもう切り替わっていて
新しい価値観を
受け入れ生きている
もう少し気楽に力をぬいて
もう少し人を頼って
もう少し自分を出しても
悪くないんじゃないか。
そう思っている。
昭和世代の女性も発想や思考は
柔軟にカジュアルに変わって
きたんです。
だけど
洋服は知識とスキルも必要で
カジュアル化したくても
どうしたらカジュアル化
できるのかがわからない
気持ちはカジュアルだけど
ファッションは
ちゃんとしてる
そんな自分に違和感を感じて
しまうということなんだと
思います。
気分をファッションで表現するということ
流行を追う。
これは古いと言われる
ファッションを
一掃する簡単な
方法ではあります。
だけど私はこれを経験して
空っぽなファッションに
違和感と虚しさを感じました。
おしゃれ迷子を抜け出すために
38才の時に時代の真ん中に
行くために
日々SNSの誰かを真似し
ファッション雑誌をみて
服を沢山買いました。
だけど結局私はなんの手応えも
得ることはできませんでした。
それはただ表面だけを
なぞっただけのファッション
だったからですね。
真面目でちゃんとしている人が
今のルーズなシルエットや
丈・サイズを無理になぞる必要が
あるでしょうか。
その人の内面を表現する
ファッションに100%の
流行なんていらない。
必要なのは
きちんとしたい自分
自由に生きたい自分
自分の中に存在する色んな
自分に合わせて洋服を
コントロールする手段を
知ること
それだけで
いいんだと思います。
だってコンサバが必要なTPOも
あるじゃないですか?
流行を追った
そのカジュアルスタイルで
その環境に行くことが
あなたにとって心地よいことか
どうかが一番重要です。
友人とリラックスした時間を
過ごしたい。
そんな時にコンサバ一色は
心地よさを感じない
そんなときには流行ではなく
服装にリラックス感を入れたらいい
それだけなんですね。
よく雑誌にこんな言葉が
書いているのを見たこと
ありませんか?
「今は〇〇な気分」
「これが今の気分」
私はこれを見て
それはあなたの気分であって
私の気分ではありません。
そうやって雑誌や記事に時々
悪態をついてます(笑)
そう思う私はひねくれ者かも
しれません。
だけど自分の気分は
自分にしかわからない
こういった言葉に
惑わされないでほしいと
思います。
まとめ
私達中年層以降の女性を
傷つけ悩ませる「古い」という言葉
これは
自分の中にある新しい価値観と
昔の洋服の着方とのギャップに
過ぎません。
私がよく発信する自分理解とは
顔や体型もありますが
自分の内側の声にも耳を
傾けてほしいんですね。
その声をファッションで
表現できるようスキルや知識を
上げていく。
自分らしいファッションの
原点は好きなものを着る
その好きなものをぶらさず
自分の価値観の変化とともに
自らファッションを
コントロールすることができる
知識とスキルが
時代がどんなに変化しても
ファッションを楽しめるコツでは
ないかと思います。
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