日本人の女性がある一定の
時期に着るものがわからなくなって
そのまま自分に手つかずになることが
とても残念に思います。
40代に入った頃
私は本当に歳を取るのが嫌でした。
野暮ったくなったり
地味になっている大人の
女性をみると
どうして日本人の女性は
年々華をなくしていくのだろうと。
歳を取るのが本当に怖かったです。
年齢を重ねていくことが悪いことだと
思ってしまうのは
こうなれるなら年齢を重ねるのも
悪くないなと思えるお手本のような
人が近くにいないのが原因だと
思います。
家族のために生きてはいるけど
不自由そう、大変そう、辛そう
華がない、ダサい、
こんな年上の人が周りにたくさん
いたら誰だって
「年をとりたくない」
「結婚したくない」
「子育てしたくない」
若い人がそう考えてしまうのは
仕方がないと思います。
家事育児に時間を取られ自分に
時間が掛けれなくなって
気づいたら何を着たらいいか
わからない状態になるのは
わかりますが
気づいてるなら対策が必要だと
思います。
衣食住を整えることは
人間にとってとても重要な
ことです。
だけどなぜか
家にはこだわり
食にも気をつける
だけど洋服や身なりは
エネルギーをかける優先順位
が低い
居心地がいいところに住むことや
美味しいものを食べることは
欲求に直結しているから幸せを
感じやすいですもんね。
でも衣食住はどれも
均等に重要です。
それは女性は本能的に美しく有りたいと
DNAレベルで組み込まれているから。
より強い子孫を残すために
自分を磨いていくことは本能的に
必要だと分かっているからです。
それは結婚しても子供を生んでも
同じです。女性はいつまで経っても
キレイだね
素敵だね
おしゃれだね
とほめられたら嬉しいから。
100歳のおばあちゃんに
なっても喜びます。
もっと言うなら
この時代男性の容姿に対する
意識は昔とは全然違います。
脱毛をし、スキンケアをし、
診断をして自分の似合うものを探し
メイクを楽しむ。
これが当たり前の時代です。
一見自分の身なりがどうなっていても
家や食事のようにすぐには痛みを
感じることはありません。
だけど身なりが整っていない状態は
自分の肯定感を下げ、人を羨み妬み
自信をなくし
生きていく源である
内面的エネルギーを
じわじわ奪っていきます。
自分が受けいられない人は
どれだけ他が満たされていても
幸せを感じないということを
経験を通して学びました。
日本人は裕福でありながら
自己肯定感が一番低い民族です。
自分に長所があるという国の調査でも
あると答えた人は60%
今の自分に満足していると
答えた人はたった40%と
かなり低い数値になっています。
人のために生きようとする女性で
あることは誇らしいことですが
人を幸せにするためには自分が先に
幸せである必要があります。
自己犠牲感一杯の
身を削った幸せを与えても
人はそれに感謝どころか
押し付けにさえ感じます。
自分を幸せにできない人は
人は幸せにできない。
そう思います。
幸せの形は人それぞれです。
自分の容姿やファッションより優先度が
高いものがいくつもあるなら
あなたはこの長文を
読んでいないはずです。
少なからずとも
笑顔で幸せのエネルギーを
誰かへおすそわけするためには
自分の見た目やファッションが
重要項目だと認識してるのだと
思います。
幾度とお話をしていますが
ファッションを育てるには
基礎と長い時間が
かかります。
SNSでファッションを発信している
人、おしゃれな人たちの多くは
ファッションスキルを長年かけて
培っています。
もしくは投資をしてその時間を
短縮しています。
私は先生とファッションについて
セッションをしてそれをインスタグラム
でアウトプットしてブラッシュアップ
したり自分らしさを探してきました。
そこで私はファッションで
重要なことを習得しました。
スキルだけではなく
ファッションを通して
自分を受け入れて楽しむこと
生き方に軸が持てたこと
私が人生の中で一番必要としていたこと
が自然と一連の行動によって身につき
はじめました。
そして孤独や不安を感じていた自分が
同じ価値観を持つ人たちと出会い
私は今心穏やかに子育てと仕事に
集中しています。
ぶっちゃけた話
ファッションは自由で
自分が自分を見て
笑顔になれば
どんなジャンルだって
どんなスタイルだって
なんなら痛いと思われても
構わないんです。
おしゃれを楽しみ自分を幸せに
できる人はそのマインドが備わっています。
洋服は日本の衣類ではないことは
ご存知かと思います。
洋服はヨーロッパの衣類です。
西洋人の体を美しく見せるため
に作られています。
頭部が小さく
手足が長い
重心は上に感じる人が
非常に多いです。
それを活かす形になっていて
現代の形に近くなったのは
もう何百年も昔のことです。
一方
一般の日本人が洋服を
着始めたのは大正時代です。
洋服の歴史は100年ちょっとです。
日本人の衣類は着物で
身長が低く下重心で
メリハリが少ない
体型をキレイにみせる
造りになっていますよね
つまり、私達日本人は洋服の知識が
浅い上に、体型上とても似合いづらい
ことにあります。
長身でスタイルがいい人が
何を着ても似合うのはそういった
理由からです。
欧米人の体型に近ければ近いほど
服を工夫なしに着てもなんとなく
おしゃれっぽく見える
欧米人のスナップやビデオを見ていると
日本人が着たらただ野暮ったくなる
普通のファッションを華やかに着こなす
ことができるのは洋服ネイティブ
ならではです。
日本人体型に近ければ近いほど
洋服の知識と似合わせで調整する
スキルが必要になるというわけですね。
着物を着る人にはわかると思いますが
着物にも品のいい素材合わせや
色合わせが存在して年代が変わる
ごとに着方を変化させて
いきますよね。
着物でおしゃれ迷子になっている人の
話をあまり聞くことはありませんね。
それは私達日本人が着物に関しての
知識や良いとされる価値観や感性を
持ち合わせているからだと思います。
(今はそれが出来る人は少ないですが)
洋服もそれと同じで
品の良いカラーリングやシルエット作り
自分の年代に合わせてどう洋服の着方を
変化させていけばいいのか
同じように
欧米の人は知っているんですね。
若い時はスタイルが今より良かったり
お顔の若さが味方になってくれて
多少ちぐはぐな洋服の着方をしても
「若いし・流行だから」みたいな
見え方をしますが、
ここにきて
大人になって体型も表情も変わり
洋服の移行をどうしたらいいかの
知識も少ない私達が
何を着たらいいかわからなくなっても
仕方がないんですね。
だから洋服の最低限の知識は必要です。
そしてもっと必要なことは
自分の生き方を表すファッションを
人に決めてもらわないことです。
私に何が似合いますか?
これは極端に言うなら
私はどう生きたらいいですか?
と私には聞こえます。
だから、
私は講座の中では似合うものを探す
お手伝いをしているスタンスですし
クローゼットコンサルでは
その方の好みや服に対する価値観
生活スタイルまでしっかりとご本人
が明確に出来るまで
服を買い足したり無駄に捨てることは
おすすめしていません。
いずれにしても
自分を見て嬉しくなるファッションで
いつも気分よくいられることが
どれだけ女性にとって楽しく幸せなのか
そのことをお伝えできればと
思っていますし
目標としては
女性が普段語ることができない、
自分の未来や幸せ探しをする環境を
作っていけたらと思っています。
私がファッションを勉強して
大きく変わったことは
年を取ることをむやみに
怖がらなくなったことです。
見た目も20代30代より
満足しています。
はたからみたら年齢を重ねたことは
明らかだとは思います。
だけど昔の自分に戻りたいかと
言われたらNOです。
以前、きれいなモデルさんや芸能人が
出した本や雑誌記事によく見られる
「歳を重ねるのが楽しみですね。」
なんてコメントに
嫌悪感を抱いていました。
インタビュー用に用意されたただのお決まりの
綺麗事にしか聞こえませんでした。
どれだけ私がひねくれて物事を見ていたか
よくお分かりだと思います。
でもなんと今それを少しずつ
自分が実感しています。
毎日が充実していて、猫対策で地味な
トレーニングウェア中心の生活ですが
いざとなったら満足感が高い
コーデも組めて無駄な時間もお金も
使わなくなりました。
自分の容姿が嫌いでそのことばかり
気になって写真を撮られることはおろか
外出が楽しめない。
そんなこともなくなりました。
どんどん無駄が削ぎ落とされて
自由で本当にやりたかったことに
エネルギーを費やすことができるように
なりました。
大人の女性が年齢を楽しく重ねている
姿はすべてを明るくしていきます。
家族や会社、社会。
属するコミュニティーすべてに女性の
明るさや笑顔は周りを照らしていくと
思っています。
KAWAII文化の日本人は「若さ」に
執着する人が多い上に
容姿に自己肯定感が低い人が
多いです。
自己肯定感が低い=自分の価値が低いと思っている
そして歳を重ねた自分はもっと磨くに値しない
こういった潜在的意識や様々な罪悪感から
自分にエネルギーが使えない。
優先順位があげられない。
ファッションや容姿の変化は
かけたエネルギーの大きさに
比例をします。
診断やお買物同行など一過性の
ものでは望んだ状態にならないのは
私が取っているアンケートのお悩みを
整理してみても明らかです。
ファッションに関わらず
少ないエネルギーでは少ない
変化しか起こせませんよね。
ほんとうの意味で
自分を大切にして
欲しいと思います。
いつも後回しになっていた自分の
優先順位を上げてほしいです。
自己肯定感が低すぎると
自分を物とセットで価値を感じて
しまう癖ができて
物が無くなるとまた次のものを
求めてしまい、
自分自身の価値を上げることを
知らずに終わってしまいます。
自分の価値に気づけば自分を
磨いていくことで心が満たされ
自信に繋がっていきます。
自分が満たされていればその
満たされた思いが周りに波及して
無理をせずとも自然と周りが
幸せを感じてくれるようになると
おもいます。
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